フロン吸入の危険性とは?
フロンは、クロロフルオロカーボン(CFC)と呼ばれる人工化学物質の商標名です。CFCは塩素・フッ素・炭素から構成され、エアコンや冷蔵庫に広く使用されています。製造・使用は規制され、徐々に廃止が進められていますが、誤って吸入したり、意図的に吸入するケースがあります。
危険性
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フロンを吸入すると心拍の乱れやめまいが起こり、口・目・鼻・喉・肺を刺激します。高濃度になると中枢神経の活動が低下し、脱力、不整脈、痙攣、最悪の場合は死亡に至ります。また、激しい腹痛や嘔吐(血を含む)、視力障害も報告されています。これらは米国国立衛生研究所(NIH)の調査でも吸入が原因とされています。
基準値
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住宅内や飲料水中のフロン濃度に関する連邦基準はありませんが、州ごとに独自の基準を設けているところがあります。
職場での曝露
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CFCは段階的に廃止されつつありますが、古い自動車や冷蔵庫、エアコンにはまだ残っています。作業現場でフロンにさらされる場合、供給空気呼吸器(SAR)や自給式呼吸器の使用が推奨され、特に密閉空間や換気不良の場所では必須です。エピネフリンやドーパミンなどの薬剤を使用している作業者は、曝露リスクが高まるため注意が必要です。
ハッフィング(吸引乱用)
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フロンを「ハッフィング」すなわち吸引して陶酔するケースがあります。記憶障害、行動障害、最悪では死亡に至ります。米国薬物乱用・精神保健サービス局(SAMHSA)の調査(2006‑2008年)では、12歳児の6.9%が吸入剤としてフロンを使用したと報告されています。吸引による凍傷で鼻周辺に赤い斑点や潰瘍ができ、酩酊状態、吐き気、嘔吐、めまい、短気、衣服に特有の臭いが現れます。
長期的影響
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ウィスコンシン州公衆衛生局のデータによれば、フロンの長期曝露はがんリスクを高めません。遺伝子変異や肝障害、胎児発育への影響も認められていません。吸入されたフロンは呼気により体外へ排出され、組織や血液に蓄積しません。
緊急時の対応
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フロン中毒が疑われる場合は速やかに新鮮な空気の場所へ移動し、救助者自身が吸入しないよう注意します。米国国立毒物情報センター(1‑800‑222‑1222)へ連絡し、指示を受けてください。救急医療が必要です。
