リサイクルすべき日常品とは
米国環境保護庁(EPA)は「Reduce, Reuse, Recycle(削減・再使用・リサイクル)」のスローガンを掲げ、消費者に出るゴミを意識し、捨てる代わりに再利用し、可能なものはすべてリサイクルするよう呼びかけています。ここでは、特にリサイクルが重要とされる日常品と、その環境・経済効果を具体的データとともに紹介します。
アルミ缶
炭酸飲料やエナジードリンクなど、多くの飲料はアルミ缶で販売されています。アルミはリサイクルに適した金属で、回収から再販までわずか60日で完了します。2007年だけで540億本ものアルミ缶がリサイクルされ、これにより約1500万バレル分の石油エネルギーが節約されました。また、アルミ業界は回収に協力した人々に総額8億ドルを支払うほど、リサイクルの価値を認めています。
新聞紙
世界の廃棄物の38.2%は紙類です。新聞は日常的に大量に使用されるため、リサイクルが不可欠です。リサイクルが進むと紙の調達コストが下がり、新聞の販売価格も安くなります。さらに、紙を再利用すれば伐採される樹木を減らせます。米国で全人口の10%が新聞の1/10をリサイクルすれば、年間2500万本の木が守られる計算です。
プラスチック
プラスチックボトルや容器は環境への負荷が大きく、米国では2002年から2005年にかけて販売量が倍増し、年間約298億本が使用されています。多くが埋立地に埋められますが、リサイクルすると、燃焼に必要なエネルギーの約2倍のエネルギーが節約できます。また、海に流出したプラスチックは海洋生物に深刻な被害を与え、年間約100万匹の海洋生物が死亡すると推定されています。
ガラス
ガラス瓶は大量に使用され、毎月捨てられる量はビル一棟分に相当します。リサイクルすると、1本あたり約100ワットの電球を4時間点灯できるエネルギーが節約できます。さらに、ガラス製造では原料の採掘・輸送に対して、1トンあたり約385ポンド(約175kg)の廃棄物が発生します。リサイクル率が上がれば、これらの無駄な資源採掘と廃棄物排出を大幅に削減できます。
