N95マスクと使用方法
About N95 Masks
1900年代初頭に鉱山労働者や兵士、消防士を有害な粉塵やガス、化学物質から守るために開発されたのが、現在のN95マスクの原型です。その後、工場や建設現場などで粉塵吸入リスクを低減するために使用が広がり、現在では医療機関でもインフルエンザや呼吸器系感染症の拡大防止に欠かせない防護具となっています。
N95マスクは、ウイルスや細菌、ほこりやカビの胞子など、直径0.3µm以上の微小粒子を95%以上捕集します。効果的に機能させるには顔にしっかり密着させる必要があり、子供やひげのある人には十分な防護が得られません。呼吸が困難な疾患をお持ちの方は、使用前に医師に相談してください。
Construction and Industry Uses
米国食品医薬品局(FDA)や3Mによると、粉塵や微小粒子にさらされる炭鉱、鉱山、鉄鉱石、製粉工場の作業員はN95マスクを使用しています。ただし、ガスや化学薬品、塗料のスプレー、アスベスト、鉛、カドミウムなどの蒸気からは防御できません。自宅での大掃除や電動のこぎり使用、土砂の掘り起こし、カビ除去作業を行う際も、ミネソタ州保健局はN95マスクの着用を推奨しています。
Health‑Care Uses
医療従事者は、空気感染する疾患患者と接触する際にN95マスクを装着します。SARSや2009年のH1N1インフルエンザ流行時にも、感染拡大防止のために広く使用されました。医療現場では、個々の顔形状に合わせた「フィットテスト」を実施し、使用後は毎回廃棄します。
Research
2004年2月に『Emerging Infectious Diseases』に掲載された研究(Mark Loebら)では、SARS流行期にN95マスクを使用した看護師は、感染リスクが80%低下し、外科用マスクのみ使用した看護師に比べて約50%リスクが低いことが示されました。一方、使用感の問題も報告されており、2006年3月の『Acta Neurologica Scandinavica』の研究(ECH Limら)では、N95マスク着用者の37.3%が頭部や首の圧迫による頭痛を訴えました。
