白雲母(ムスコバイト)とは?その特徴・産出・用途

白雲母(ムスコバイト)は、アルミニウムとカリウムを含む水和シリケートで、耐火性や絶縁性に優れた商業的に重要な鉱物です。世界各地の堆積岩・変成岩・花崗岩・片岩・片麻岩・偽晶岩などに大きな薄片(ブック)として存在します。

産出地域

白雲母はインド、パキスタン、ブラジル、旧ソ連諸国などで大量に埋蔵されています。米国は産出量は少ないものの、高品質のスクラップ白雲母の主要供給国で、ジョージア州、コネチカット州、ニューメキシコ州、サウスダコタ州、ノースカロライナ州・サウスカロライナ州に加工拠点があります。

鉱床形態

白雲母は数フィートにわたる「ブック」と呼ばれる大きな薄片として見られ、花崗岩や偽晶岩に多く含まれます。変成岩中のセレサイトは繊維状の白雲母で、土壌や頁岩に含まれるイライトも白雲母の一種です。

化学構造

アルミニウムシリケート層がカリウムイオン層で結合した層状構造を持ち、完璧な基底割れを示します。カリウムイオンが割れやすさの原因で、薄い層は弾性があり耐久性に優れています。

特徴

化学式はカリウムアルミニウムシリケート水酸化フッ化物で、シリケート類に属します。色は透明・銀白色から黄、灰緑、茶、稀に赤や紫まであり、クロムが豊富な緑色品種はフクサイトと呼ばれます。光沢はガラス光沢から真珠光沢で、硬度は2〜2.5、比重は約2.8です。

用途

絶縁性と耐熱性に優れ、電気機器の絶縁材として広く利用されます。また、光沢があるため化粧品の添加剤、耐火材、軽度の潤滑剤としても使用されます。

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