セスナ150の燃料システム概要

セスナ150は、性能が高く、民間機として最も多く生産された機体のひとつです。飛行教習、個人利用、ツーリングなど幅広い用途で活躍しています。固定翼・トライサイクル・単発エンジンの陸上機で、燃料システムはシンプルな重力供給方式とキャブレターを採用しています。

燃料タンクとサンプドレイン

燃料は翼内部に統合されたタンクに貯蔵され、左右それぞれ19ガロン(合計38ガロン)を保持します。使用可能な燃料は35ガロンで、残りの3ガロンはタンク底部に残るため使用できません。燃料は重力で燃料遮断バルブ、燃料ストレーナーを通り、キャブレターへ供給されます。サンプドレインは重い汚染物が自然に下に流れ落ちるよう配置されており、必要に応じて腹部に追加のドレインを取り付けることも可能です。

燃料消費率

実際の飛行条件により、ハンドブックに記載された数値と大きく異なることがあります。通常、セスナ150は1時間あたり最大9ガロンを消費します。キャブレターを適切に調整すれば燃費改善が期待できます。燃料消費は飛行状態によって変化し、上昇時は10ガロン/時、混合比をリーンにすれば8.3ガロン/時程度です。水平飛行(巡航)では7.5〜6.3ガロン/時、下降時は5ガロン/時、リーニングすれば4ガロン/時となります。

燃料計

連邦航空規則では、燃料計はタンクが満タンまたは空のときに正確に指示することが義務付けられています。メーカーの指標によれば、両タンクの計が1/4を示す場合、残燃料は約3ガロンです。この燃料量で最長でも約20分の飛行が可能です。

航空燃料のグレード

セスナ150は最低でも80/87オクタンのレッド着色燃料を使用するよう設計されています。このグレードが入手できない場合は、上位の100/130(グリーン)や最も一般的な100LL(ブルー)を代替として使用できますが、低オクタン燃料は絶対に使用しないでください。

燃料メンテナンス

飛行後は必ず適正な燃料グレードで給油し、給油後や日中最初のフライト前にサンプエリアを約4秒間排出します。これによりストレーナー内の水分や沈殿物、汚染物が除去されます。排出後はドレインノブをしっかり閉じてください。

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