皮膚製品に含まれるカンフルの副作用
カンフルは多くの医薬品やスキンケア製品に使用されている有効成分で、古くから民間療法としても利用されています。皮膚に塗布すると神経終末を刺激し、痛みやかゆみを和らげる効果があります。また、爽やかな香りがあり、呼吸器系や副鼻腔の圧迫、血行不良、関節痛の緩和にも用いられます。皮膚に塗ると冷感を与える血流促進作用(ルベファシエント)がありますが、使用方法を誤るとさまざまな副作用が生じます。
一般的な副作用
- 皮膚からの吸収により呼吸困難、胸痛、皮膚刺激や発疹が起こり、重症例では致命的になることがあります。特に濃度の高いクリームやローションは避け、希釈して使用してください。
- カンフル含有製品を加熱したり電子レンジで温めると爆発の危険があり、重度のやけどを負う可能性があります。
カンフル中毒
- 皮膚、胎盤、粘膜からの吸収により肝毒性(肝障害)を引き起こすことがあります。血液検査で全身組織の損傷が認められることもあります。そのため、Vicks VapoRub などの風邪薬では低濃度のカンフルが使用されています。
子どもへの影響
- 少量でも嘔吐や悪心を引き起こし、特に栄養不良の乳児がカンフル含有製品を誤飲すると死亡する危険があります。
傷口への使用
- 傷口がある部位にカンフルを含む製品を使用すべきではありません。傷口は吸収を促進し、中毒リスクが高まります。
妊娠・授乳中の使用
- WebMDによると「妊娠中または授乳中の皮膚へのカンフル使用の安全性は不明」とされています。経口摂取は母体・胎児に対し確実に有害であるため、妊娠・授乳期間中はカンフル製品の使用を全般的に避けることが推奨されています。
