ブロモジクロロメタン水をパージしてトラップする方法
ブロモジクロロメタンは無色で可燃性の液体で、主に水道に塩素を添加して細菌を殺す際の副産物として生成されます。主な曝露経路は飲料水ですが、塩素化された水蒸気の吸入や汚染された水での泳ぎでも曝露が起こります。現在のところヒトに対する発がん性は確認されていませんが、動物実験では高濃度で肝臓・腎臓のがんや脳への影響が報告されています。EPAの1518件の優先度上位リストサイトのうち5件で検出されています。
必要なもの
- 不活性ガス(ゼロ級窒素またはヘリウム)
- ヘリウムガス
- 全ガラス製5 mLパージ装置
- 吸着トラップ(ソルベントトラップ)
- 熱脱着装置(ガスクロマトグラフに接続)
手順
- 不活性ガス(ゼロ級窒素またはヘリウム)を、ブロモジクロロメタンが疑われる5 mLまたは25 mLの水サンプルにバブルさせます。濃度が極めて低い(1%未満)と予想される場合は、25 mLサンプルで捕集量を最適化し、濃度が高い場合は5 mLサンプルを使用します。このバブル処理は「パージ」と呼ばれ、水中のブロモジクロロメタンを気体のジクロロメタンに変換します。
- パージされたガスを吸着トラップに捕集します。トラップはブロモジクロロメタンを他の溶媒の影響を受けずに吸着し、後の抽出を容易にします。
- 吸着トラップを逆流させます。パージが完了したらトラップを加熱し、キャリアガスを迅速に流出させ、吸着された成分をガスクロマトグラフへ脱着します。これでブロモジクロロメタンの濃度をガスクロマトグラフで分析できる状態になります。
