嫌気性細菌感染症の概要と治療法

嫌気性細菌とは

嫌気性細菌は酸素を栄養源として利用せず、酸素がなくても増殖できる細菌です。主に3つのタイプに分類されます。

嫌気性細菌のタイプ

絶対嫌気性菌(Obligate Anaerobes)

絶対嫌気性菌は酸素が存在すると毒性を示し、発酵、嫌気性呼吸、光合成、またはメタン生成といった代謝でエネルギーを得ます。

通性嫌気性菌(Facultative Anaerobes)

通性嫌気性菌は酸素がある環境でも酸素がない環境でも代謝を切り替えることができ、好気的・嫌気的両方のエネルギー産生が可能です。

耐酸素性嫌気性菌(Aerotolerant Anaerobes)

耐酸素性嫌気性菌は主に発酵でエネルギーを得ますが、酸素が存在しても毒性はなく、酸素耐性があります。

主な感染症例

嫌気性細菌が原因となる代表的な感染症には、コレラ、ジフテリア、炭疽、破傷風、歯肉炎、ペスト、ライム病、マルタ熱、赤痢、腸炎、膿瘍、髄膜炎、軟性膿皮症、歯周病、ボツリヌス症、膣カンジダ症、腹膜炎、敗血症、創傷感染などがあります。

治療法

嫌気性細菌感染症はリンドミシン系抗生物質(例:クリンダマイシン)に感受性が高く、これらの薬剤で効果的に治療できます。

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