EPAの鉛塗料規制
1978年以前は、住宅や建築物の施工で鉛含有塗料が広く使用されていました。鉛の毒性が明らかになると、米国環境保護庁(EPA)は鉛塗料に関する規制を策定し、作業手順や除去方法を定めました。
改装前の規制
鉛中毒は特に子どもの発育に深刻な影響を及ぼし、知的障害や学習障害と関連しています。そのため、EPAは子どもが居住する場所に重点を置いた保護策を定めています。改装前の規制は、請負業者、作業員、所有者、入居者に対し、鉛塗料の取り扱いに関する安全指針を提供します。サンディング、切断、解体などの作業手順や、所有者・入居者へ配布すべき「鉛危険情報」パンフレットの配布義務が規定されています。保育所や幼稚園など子どもが利用する施設では、6歳以下の子どもの保護者へ直接パンフレットを渡すことが義務付けられています。
住宅向け規制
EPAは、住宅購入者・賃借人、そして公的住宅の入居者を保護するために住宅用鉛危険規制を導入しました。この規制は、安全基準と危険基準を明確にし、塵埃中の鉛濃度、土壌中の鉛、室内塗装表面の鉛量の上限を定めています。連邦・州・地方の行政機関は、この基準に基づき鉛塗料問題に対応します。また、住宅検査員やリスク評価者は、これらの基準を参考にして住宅所有者に対し、既存の鉛塗料除去策を助言します。
廃棄物処理規制
鉛含有材料の適正処分に関するEPAの規制は、請負業者や住民に対し、封じ込め・処分手順を示しています。これらの材料は家庭ごみとして扱われ、州や郡の規則に従って処分しなければなりません。リモデリングや修復、鉛除去作業で生じた窓枠、ドア、塗料チップ、塗装木材などは、地域の廃棄業者に問い合わせて適切に処理してください。
