犬から感染する人間の腸内寄生虫と予防策
種類
- 人が犬から感染しやすい代表的な腸内寄生虫は回虫(アスカリス)と鉤虫です。その他、ラウンドワーム、球虫症(コクシジウム)やジアルジア症なども報告されています。
感染経路
- 子どもは土や砂場に潜む虫卵を誤って飲み込むことで感染しやすく、遊び回る習慣や衛生管理が不十分なことが原因です。
- 大人は汚染された食物を口にしたり、手を介して卵を誤って摂取することで感染します。鉤虫は皮膚からも侵入します。
症状
- 虫卵が体内で孵化し、幼虫が全身に移動します。主な症状は腹痛、下痢、嘔吐、膨満感、血痢、肛門周辺のかゆみや発疹、倦怠感、体重減少などです。
- 治療薬は感染した寄生虫の種類により異なり、メベンダゾール、チアベンダゾール、メトロニダゾール、ニタゾキサンジンなどが使用されます。
駆虫(デワーミング)
- 子犬は獣医師の指示に従い、定期的に駆虫薬を投与してください。1歳以上の犬は年1回の糞便検査を行い、感染が確認された場合は駆虫薬を使用します。
- 心臓虫予防薬を使用している場合、多くは毎月の投与で腸内寄生虫にも効果があります。
衛生管理
- 感染が疑われる場所(例:フェンスのない砂場)への子どもの立ち入りを制限しましょう。
- ペットの糞はこまめに掃除し、処理後は必ず手を洗うことが重要です。
予防策
- 犬の散歩は、他の動物が少ない清潔な草地を選び、齧歯類やウサギ、ミミズなど寄生虫を宿す可能性のある生き物を食べさせないようにします。
- 獣医師が処方するノミ・ダニ・心臓虫予防薬を適切に使用し、腸内寄生虫のリスクを低減させましょう。
