メタンガスの長期曝露が人間と動物に与える影響は?

呼吸への影響

メタンは空気中の酸素濃度を低下させ、吸入すると意識喪失や中枢神経抑制を引き起こします。長期曝露では窒息の危険があります。酸素濃度が12〜16%になると、脈拍と呼吸が亢進し、筋肉制御が低下します。さらに、情緒不安定、疲労、吐き気、息切れ、痙攣、最悪の場合死亡に至ります。運動により症状は急速に悪化します。

皮膚・目への接触

気体としてのメタンは皮膚や目に直接的な刺激はありませんが、液体メタンは極低温のため凍傷を起こします。凍傷が生じると、皮膚はかゆみ、しびれ、刺すような感覚や焼けたような硬化が現れ、重症例では水疱や壊疽に至ります。目に液体メタンが触れると凍結や冷却焼傷が起こり、永久的な損傷や失明の危険があります。

摂取による影響

メタンは揮発性が高く体内に取り込まれることは稀ですが、極少量が食品や飲料水に含まれることがあります。取り扱い後は必ず手を洗い、飲食前に清潔に保ちましょう。高濃度のメタンに曝露すると心臓の感受性が高まり、不整脈が起こることがあります。メタンは体内から速やかに排除されるため、曝露量の測定は困難です。

動物への影響

1972年のForney と Harger の実験では、空気中にメタンが70%含まれる環境に置かれた動物は18分以内に死亡しました。酸素中にメタンが50〜90%含まれる条件では、筋肉制御の低下と軽度の抑うつが見られましたが、曝露を止めれば長期的な影響は残りませんでした。

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