3交代制勤務が健康に与える影響

夜勤は健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。National Academy of Sciences のデータによると、2009年時点で800万人以上の米国人がシフト勤務を行っていました。警察官、工場労働者、トラック運転手、ラジオDJ、ニュース記者、24時間営業のコンビニ店員など、幅広い職種が含まれます。医師や研究者は、シフト勤務と不眠症、高血圧、糖尿病などの疾患との関連を指摘しています。

メラトニンの減少

2010年の Occupational Cancer Research Centre(OCRC)研究によると、メラトニンは体内の細胞に「睡眠時間」を知らせる重要なホルモンです。夜間に光にさらされながら働くことでメラトニンの分泌が抑制され、ホルモンバランスが乱れます。メラトニンが低下すると、下垂体からのゴナドトロピン放出が増え、卵巣から過剰なエストロゲンが分泌され、腫瘍形成リスクが高まる可能性があります。

妊娠への影響

同じく OCRC の研究は、シフト勤務が妊娠中の女性に悪影響を及ぼすことを示しています。胎児の成長遅延や低出生体重のリスクが上昇します。そのため、妊娠中の女性には第三シフトから日勤への変更を推奨する企業方針が望ましいとされています。

肥満リスクの増大

シフト勤務は概日リズム(体内時計)を乱し、食欲抑制ホルモンであるレプチンの分泌が低下します。その結果、食欲が増し、運動意欲が低下しやすくなります。結果として肥満になりやすく、肥満はさらなる健康問題の温床となります。

心血管疾患

OCRC の調査は、シフト勤務と心臓病の間に相関関係があることを示しています。夜間に覚醒を保つための心理的・身体的ストレスが、交感神経の過剰刺激や血圧上昇を招き、心血管系に負担をかけます。昼間に比べ、判断力が低下した状態での作業は危険なミスを誘発しやすく、長期的に心臓病リスクを高めます。

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