手洗いのメリットと重要性
仕事や学校、家庭でのほとんどの作業は手を使います。手が汚れたままだとさまざまな危険が潜んでいますが、適切な手洗いですぐに防げます。温かい石鹸水でしっかり泡立て、ペーパータオルで乾かすだけで、手洗いの効果を最大限に活かせます。
感染症予防
手は血液媒介や飛沫媒介の病原体の主要な移動手段です。HIVやB型肝炎などの血液媒介ウイルスは、切り傷や擦過傷から体内に入りやすく、乾いた血液が目・口・鼻に触れるだけでも感染のリスクがあります。インフルエンザや風邪のような飛沫ウイルスは、病人がくしゃみで放出した空気中に漂い、ドアノブやキーボードなどに付着して長時間生存します。手を介してウイルスが付着した物に触れ、口や鼻を触るだけで感染が広がります。頻繁に手を洗うことで、これらの感染症は大幅に予防できます。
アレルゲン低減
季節性アレルギーの症状も、手洗いで軽減できます。外出先で付着した草や花粉、カビ、ほこりなどのアレルゲンは、目や鼻、喉を刺激し、かゆみや鼻水、蕁麻疹などを引き起こします。手で顔や口を触ると症状が悪化し、さらに他人に拡散する恐れがあります。外から帰ったとき、ペットや動物を触った後、化学洗剤を使用した後などは必ず手を洗い、室内のアレルゲン拡散を防ぎましょう。
細菌からの保護
細菌はウイルスと同様に多くの感染症の原因です。耐熱性や耐寒性を持ち、さまざまな環境でも生存できる単細胞微生物です。代表的な例は食中毒の原因となる大腸菌(E.coli)で、生肉や野菜に付着しています。生ものを扱った後に手を洗わないと、他の食品や調理器具へ細菌が移り、食中毒や皮膚感染症(ブドウ球菌感染、膿痂疹、疔痂など)につながります。調理前後や外出先での食事後は必ず手を洗い、細菌の拡散を防ぎましょう。
