患者の転倒防止ガイド

患者の転倒は骨折や頭部外傷、最悪の場合は死亡につながる重大な事故です。転倒後の回復には手術やリハビリが必要になることもあります。患者が自宅や施設で転倒しないように予防策を講じることは、事故そのものだけでなく、転倒後の苦痛や医療費の軽減にもつながります。

医師に相談する

  1. 医師の助言を受ける

    患者の主治医に転倒防止のアドバイスを求めましょう。服用中の薬がめまいや筋力低下を引き起こさないか確認し、必要に応じて代替薬や投薬スケジュールの変更を相談します。

  2. 運動プログラムを開始する

    医師と協力し、バランスや協調性、筋力を高める運動を取り入れます。定期的なエクササイズは日常生活の動作を安全に行える基盤を作ります。

  3. 視力検査を受ける

    眼科で視力をチェックし、必要なら眼鏡やコンタクトを調整します。視界がクリアになることで、歩行時の障害物を早期に発見できます。

自宅の安全対策

  1. 障害物を除去する

    各部屋を巡回し、転倒の原因となるものをすべて取り除きます。

  2. 床面の散乱物を整理する

    新聞、衣類、靴など床に置かれたものはすべて片付け、使用頻度の高いものは決まった場所に収納します。

  3. 高い位置のものは下げる

    棚の上段にある物は取り出しやすい低い位置に移動し、脚立や高い椅子の使用を減らします。

  4. 滑り止め対策を施す

    ラグの裏に両面テープを貼る、浴室やバスタブに滑り止めマットを敷くなどして、床の滑りを防止します。

日常生活での予防策

  1. 滑り止め付きの靴・スリッパを着用する

    タイルや濡れた床でも足元が安定するよう、底が滑り止め加工された靴やスリッパを必ず履かせます。

  2. 照明を明るく保つ

    部屋や階段、地下室などの照明を十分に点灯させ、暗い場所での転倒リスクを低減します。

  3. 手すりや補助具を活用する

    特にトイレや浴室での立ち上がり・座り時に手すりを使用させます。手すりがない場合は設置を検討してください。

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