プールでのブドウ球菌感染と予防対策

ブドウ球菌感染とは

ブドウ球菌(Staphylococcus)は鼻や皮膚に常在し、健康な人でも保有していますが、感染すると皮膚の赤みやかゆみ、膿瘍、目や皮膚の発疹など様々な症状を引き起こします。免疫力が低下していると、肺や心臓、尿路にまで感染が広がり、重篤化する恐れがあります。近年、抗生物質に耐性を持つ株が増加しています。

プールの水処理

プールの水は段階的に浄化されます。まず浄水施設で大まかな汚れを除去し、次にヘアリムーバーで髪や葉、昆虫などの大きな不純物を取り除きます。その後、サンドフィルターで皮膚の細胞や皮脂など微細な汚染物質を除去し、最後に塩素やその他の殺菌剤でブドウ球菌を含む細菌の数を抑制します。

感染拡大のリスク

ブドウ球菌は簡単に感染し、健康な人でも罹りやすい細菌です。プール周辺は温かく湿った環境になるため、特に感染が広がりやすくなります。ロッカールーム、シャワー室、プールサイド、さらにはサウナや日焼けベッドも感染源となり得ます。

予防策

清潔を保つことが感染予防の基本です。手洗いを徹底し、石鹸やアルコール消毒剤でしっかり洗浄しましょう。プールやシャワーの床、マット、手すりは定期的に消毒し、湿気が残らないように頻繁に拭き取ります。皮膚にかゆみや発疹、潰瘍が現れたら早めに医療機関を受診してください。

注意点

医師はブドウ球菌感染に抗生物質を処方しますが、耐性菌が増えているため、必ず医師の指示に従いましょう。利用するジムやプールで採用している衛生管理方法を確認し、プールやシャワーエリアではスリッパを着用します。共有のカミソリ、石鹸、スポンジは使用せず、ベンチはタオルで覆うなどの工夫も有効です。

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