ドラッグスクリーニングにおけるOPI(オピエート)とは何か?

ドラッグスクリーニングでは、違法薬物だけでなく、乱用の危険性がある処方薬も検査対象となります。薬物検査キットでは、検査対象の薬物を略称で表記します。例えば、大麻はTHC、コカインはCOC、アンフェタミンはAMPといった具合です。オピエートを検査する場合は「OPI」という略称が用いられます。

オピエートの種類

オピエートはケシの樹脂から抽出される鎮痛薬です。怪我や病気、手術後の痛み緩和のために医師が処方します。代表的なオピエート鎮痛薬には、コードイン、ダーボン、メサドン、モルヒネ、パーコダン、ジラウディド、デメロールなどがあります。処方薬であるものの依存性があり、乱用されやすいです。(参考文献1)コカインやアヘンは、違法なオピエートとして知られ、依存性が強いです。

検出方法

オピエートは尿検査で検出できます。雇用主が従業員のランダム検査に利用することが一般的です。尿検査キットは、検体をカップに入れると反応する試験紙が内蔵されています。オピエート用試験紙は、尿中に2000 ng/mL以上のオピエートが含まれると陽性と示します。血液や唾液でも検出可能です。

検出期間

摂取後最低2時間で尿中にオピエートが検出可能となり、最大で3日間検出されます。検出期間は体重、体格、年齢、性別、健康状態などに左右され、体格が大きく年齢が高いほど代謝が遅くなる傾向があります。(参考文献1)

オキシコドン検査

オキシコドンはオピエート薬ですが、ケシ由来ではなく、標準的なOPIテストとは別の試験紙(OXY)で検出します。オキシコドンは、ペルコセット、ロキシコドン、オキシコンチンなどの商品名で処方され、痛み止めとして広く使用されますが、乱用のリスクがあります。

偽陽性

市販の風邪薬や解熱鎮痛剤(アセトアミノフェン、イブプロフェンなど)ではオピエート陽性は出ませんが、いくつかの処方薬は陽性と判定されることがあります。また、ポピーシードを含む食品(ポピーシードマフィンなど)を食べてもオピエート検査で陽性は出ません。

公衆衛生 - 関連記事