水中の鉄の影響と対策
形態
鉄は水中に主に2つの形態で存在します。溶解性のフェロス(二価)鉄は水に溶けているため透明ですが、非溶解性のフェリック(三価)鉄は沈殿しやすく、目に見える赤茶色の粒子となります。
問題点
鉄分が10 ppm(10 mg/L)以上になると、飲料や料理に金属的な不快な味が付くほか、こぼれた際に衣類や家電製品にシミが残りやすくなります。
外観
過剰な鉄が含まれる水は、赤みがかった色調や濁りが見られます。これは鉄が溶解せずに沈殿しているサインです。
健康への懸念
鉄自体は健康に直接的な危険をもたらすものではありません。そのため、健康リスクはほとんどありませんが、味や見た目が悪くなるため、二次汚染(審美的汚染)として扱われます。
処理方法
水質検査で鉄濃度が問題であることが確認されたら、以下のような処理方法が選択できます。
- 曝気:酸化を促進し、鉄を沈殿させる。
- ろ過:沈殿した鉄分を除去。
- 軟化:イオン交換樹脂で鉄イオンを除去。
- オゾン処理:酸化作用で鉄を除去。
