ホウ酸はどのように使われているのか?

ホウ酸は古代ギリシア時代から利用されており、布の防炎処理に用いられていました。19世紀末から20世紀初頭にかけては食品保存剤として使用されましたが、致死性が確認されたため廃止されました。現在では医療、工業、農薬、化粧品、難燃剤など幅広い分野で安全に利用されています。

農薬としての利用

粉末状のホウ酸はロックバグ(ゴキブリ)駆除に広く用いられ、シロアリや銀魚、シロアリ(カーペントラント)、ノミの防除にも効果があります。昆虫の体内pHを変化させて駆除するため、他の化学薬剤に比べて安全性が高いとされています。

  • ゴキブリ駆除
  • シロアリ防除
  • 銀魚・シロアリ防除
  • カーペントラント・ノミ防除

医療分野での利用

ホウ酸は消毒剤や抗菌・抗真菌剤として有効です。目の洗浄液や結膜炎用の点眼薬、スイマー用の耳栓、足粉(足の汗・臭い抑制)に配合され、膣カンジダ症の治療にも使用されています。

工業用途

原子力発電所では冷却水に添加して核分裂速度を抑制します。はんだ付け時の表面酸化防止にホウ酸と変性アルコールを併用し、耐熱ガラスや繊維ガラスの製造にも利用されます。また、花火の緑色光や写真現像液の成分としても使用されています。

化粧品への添加

ホウ酸はpH調整剤として、クリーム、ローション、ヘアケア・スキンケア製品に配合されます。白色または無色の粉末であるため、エマルジョンの分離防止や粘度調整にも役立ちます。

難燃剤としての利用

ポリウレタンフォームの難燃剤として使用され、ボラックスと水を混合した自家製難燃剤は子供服やマットレス、カーテンなどに効果的です。

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