ホウ酸の副作用と安全な取り扱い
ホウ酸は自然に存在する化合物で、殺虫剤・抗真菌剤・抗菌剤、断熱材、ガラス、スキー板、基板、家具のクッション材など幅広く利用されています。適切に取り扱い、汚染を防げば、通常は健康に重大な影響を与えることはありません。しかし、誤った取り扱いや過剰な曝露はさまざまな副作用を引き起こす可能性があります。
吸入
- ホウ酸の粉塵を吸い込むと、鼻粘膜から吸収され、吐き気、嘔吐、下痢、眠気、発疹、頭痛、体温低下、低血圧、腎障害、皮膚の青紫変色、最悪の場合は昏睡状態に至ることがあります。
皮膚接触
- 健常な皮膚に直接触れると刺激を感じ、長時間または繰り返し接触すると乾燥や紅斑が現れます。損傷した皮膚に接触した場合は、吐き気、嘔吐、下痢、食欲不振、倦怠感、混乱、月経異常、脱毛といった全身症状が出ることがあります。
眼への接触
- ホウ酸が目に入ると、刺激感、灼熱感、充血、涙目を引き起こします。
経口摂取
- 大量に摂取したり、長期間にわたって少量を継続的に摂取すると、吐き気・嘔吐・下痢などの胃腸症状が現れ、吸入時と同様の全身症状が出ることがあります。
生殖への影響
- 経路を問わず繰り返し曝露すると、男性の精巣に有害な影響を及ぼす可能性があります。
以上のような症状が疑われる場合は、直ちに医療機関を受診し、可能であれば曝露源から遠ざかることが重要です。また、作業時は防塵マスクや保護手袋、保護眼鏡を使用し、換気の良い環境で作業することが推奨されます。
