化石の種類と形成過程
石化化石(ペトリファイド化石)
石化化石は、有機組織が無機鉱物に置き換わることで形成されます。細部まで鉱物が置換され、元の組織は分解されますが、外形は正確に残ります。
凍結・保存された遺体
氷や樹脂、油層などの環境で、動物の遺体や組織がそのまま保存されます。昆虫や甲殻類、クモは樹脂(琥珀)に、マンモスは氷河に保存される例があります。
自然モールド(型)
死んだ生物が分解した後、その周囲の岩石が硬化し、空洞が残ります。この空洞は元の外形を写し出しますが、内部構造や細部は保存されません。クラゲや昆虫の羽、葉などがこの形で残ります。
鋳型と印象
生物が泥や粘土に埋まったまま硬化すると、体の形が印象として残ります。これに他の物質が流入すると鋳型ができ、外形は再現されますが内部は分かりません。
全身化石(完全保存体)
シベリアやアラスカの氷床で凍結保存された全身化石があります。マンモスやウールリーハイナのように、体の多くがほぼ完全な状態で残っています。
足跡・痕跡
半硬化した泥上を歩いた動物の足跡が、時間とともに固まり保存されることがあります。
硬組織の保存
骨、歯、貝殻などの硬い構造は、地層中で比較的変質せずに保存されます。
