たばこの煙に含まれる成分

たばこの喫煙は、脳卒中やがん、肺気腫など多くの致命的な疾患の原因です。BBCによれば、たばこの煙には4,000種以上の化学物質が含まれ、そのうち200種が有毒物質、43種が発がん性物質(がんを引き起こす)です。これらの有害物質は喫煙者に直接影響するだけでなく、周囲の非喫煙者も大量の有害煙を吸い込んでいます。

一酸化炭素

一酸化炭素は、タバコが燃焼することで発生する有毒ガスです。吸入されると血液中の赤血球のヘモグロビンと結合し、酸素運搬能力を低下させます(米国国立がん研究所)。一酸化炭素自体は直接がんを引き起こさないものの、肺機能を低下させ、発がん性物質の作用を助長します。英国がん研究所によれば、一酸化炭素はたばこの煙の約3〜5%を占めています。

ニコチン

ニコチンは煙の中で最も強い精神活性成分で、脳に直接作用します。リラックスや気分変化をもたらし、結果としてタバコ依存を引き起こします。ニコチンは心拍数や血液循環に大きく影響し、動脈壁を傷つけることが報告されています(米国国立がん研究所)。ニコチン自体は発がん性物質ではありませんが、Journal of Clinical Investigationに掲載された研究では、肺細胞の増殖を刺激し、肺腫瘍の形成に寄与することが示されています。

ヒ素

ヒ素は重金属で、たばこの煙に含まれる最も危険な物質のひとつです(英国がん研究所)。がんを引き起こし、心臓や血管を損傷し、体組織に蓄積されます。他にもカドミウムや鉛などの金属がたばこの煙に含まれ、同様に危険です(英国王立化学会)。

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