タバコの煙を禁じるべき理由
2009年10月1日現在、米国の25州とワシントンDCでは公共の場での喫煙が禁止または厳しく制限されています。
米国外科医総監が2006年に発表した報告書は、禁煙政策が最も経済的かつ効果的な健康保護手段であると結論付けています。報告書は「受動喫煙にリスクが全くないレベルは存在しない」と指摘しています。
受動喫煙(Second‑hand Smoke)
受動喫煙は、主流煙と副流煙の二つの煙が混ざったものです。米国では毎年、受動喫煙に起因する心臓病で約46,000人、肺がんで約3,400人、肺感染症で15万〜30万人が死亡すると推定されています。
第三次喫煙(Third‑hand Smoke)
米国保健福祉省は、タバコが完全に消えた後も残る空気中の有害な煙を「第三次喫煙」と定義しています。見た目はなくても、臭いとして残り、健康に害を及ぼすことが確認されています。
子どもへの影響
受動喫煙に起因する死亡例のうち、430例は新生児の乳幼児突然死症候群(SIDS)です。また、子どもが受動喫煙にさらされると呼吸器疾患や中耳炎のリスクが高まり、肺の成長が遅れることが報告されています。
喫煙の原因となる有害物質
タバコの煙には4,000種以上の化学物質が含まれ、そのうち60種以上が発がん性が確認または疑われています。
禁煙促進への効果
喫煙者は非喫煙者に比べ脳内の快感受容体が多く、ニコチンへの欲求が強くなります。禁煙政策は社会的な喫煙への否定的イメージを醸成し、喫煙を社会的に受け入れがたい行為へと変える効果があります。
