ニコレット(ニコチンガム)の長期使用と影響
米国心臓協会によると、約4600万人が喫煙しており、5人に4人が禁煙したいと考えています。毎年100万人以上が禁煙に成功し、その多くがニコレットなどの禁煙補助剤を利用しています。喫煙の危険性は周知の事実ですが、何度も挑戦しても完全にやめられない人にとって、長期使用の影響は気になるところです。
仕組み
ニコレットは、ニコチンを一定量含んだガムです。喫煙をやめると体はニコチン離脱症状を起こしますが、ガムを噛むことで必要なニコチンを少量ずつ補給し、徐々に減量していくことで体が慣れるようにします。治療コースが終了すれば、ニコチンガム自体も使用しなくなることが目標です。
副作用
ニコレットは全ての喫煙者に適しているわけではありません。副作用は5%未満の利用者が中止する程度ですが、味が苦い、舌がチクチクする、しゃっくり、吐き気、胸焼け、顎の痛みなどが報告されています。
長期使用は一般的か
メーカーは12週間の使用を推奨していますが、実際には数か月、さらには数年続ける人もいます。A.C. Nielsenの調査では、5%~9%の利用者が3か月以上使用し、そのうち約半数が6か月以上使用しているとされています。「ニコレット依存症」と題された研究では、5年以上継続使用した患者例も報告されています。
ニコレットは依存性があるか
ニコチンはタバコでもガムでも依存性があります。ガムのニコチン量はタバコより低いものの、依存が形成される可能性はあります。依存ができると、使用中止時に頭痛、イライラ、抑うつ、集中力低下などの離脱症状が現れます。
長期使用の影響
どんな薬でも長期使用は注意が必要ですが、研究ではニコレットは喫煙を続けるよりははるかに安全だと示されています。ニコチンとタバコ研究協会のスポークスマン、ジョン・ヒューズ医師は「喫煙の主な害はニコチンではなく、発がん性物質や一酸化炭素にある」と述べています。ニコレットはニコチンのみを供給し、これら有害物質を排除する点で有利です。
