腸チフスワクチンはどのくらいの頻度で接種すべきか?

はじめに

旅行者は腸チフスの原因菌であるサルモネラ・チフィ(Salmonella typhi)に対する予防接種として、注射型ワクチンまたは経口ワクチンのいずれかを選択できます。目的地や滞在期間に合わせて、適切なワクチンと接種タイミングを確認しましょう。

注射型腸チフスワクチン

  • 不活化(死滅)したS. typhiを1回の接種で投与します。

    米CDCによると、効果は最大2年間持続します。アフリカ、ラテンアメリカ、アジアの一部など腸チフスが蔓延している地域へ頻繁に渡航する場合は、2年ごとにブースター接種が必要です。

経口腸チフスワクチン

  • 弱毒化した生きたS. typhiを含むカプセルを4回、2日間隔で服用します。

    注射型より長い保護期間が期待でき、CDCは5年間の効果があるとしています。5年経過後はブースター接種が推奨されます。

注射型と経口型の比較

  • 接種可能年齢:注射型は2歳以上、経口型は6歳以上が対象です。

    接種時期:旅行の少なくとも2週間前に注射型を、経口型は最後の服用を旅行の1週間前までに完了させる必要があります。

副作用は?

  • どちらのワクチンでも軽度の副反応が報告されていますが、注射型の方が頻度は低いです。

    注射型:発熱は1/100、頭痛は3/100、接種部位の圧痛は7/100程度。

    経口型:発熱・頭痛は約5/100で報告されています。

100%の効果は期待できない?

  • ワクチンは腸チフスのリスクを大幅に減少させますが、完全な予防は保証されません。食事面での注意が重要です。

    熱々に調理した食べ物を摂取し、生野菜や皮をむいていない果物は避け、屋台の食品は控えましょう。飲料は瓶入りの水や炭酸飲料を選び、氷は入れないようにしてください。

旅行の安全 - 関連記事