12時間ローテーションシフトがもたらす健康リスク
概日リズムの乱れ
人間は体内時計(概日リズム)によって、脳活動、ホルモン分泌、体温、代謝が24時間周期で変化します。このリズムは睡眠と食事のサイクルを調整しています。夜勤に慣れると体内時計は徐々に適応しますが、シフトが頻繁に変わると時計が追いつかず、慢性的な疲労が蓄積します。
ストレスの増大
昼間に働き、夜に社交活動を行うのが人間の習慣です。ローテーションシフトでは家族や友人と過ごす時間が減少し、睡眠不足も重なるため、精神的ストレスが増します。人によっては問題にならないこともありますが、多くは家庭や職場での緊張感を引き起こします。
身体的疾患リスク
ローテーションシフトは心臓病や高血圧、消化器系の不調、睡眠障害による倦怠感を招きやすくなります。夜勤者は日勤者に比べて平均2〜3時間睡眠が減ります。通常、日中は覚醒を促す神経伝達物質が増え、夜間は減少しますが、シフトが変わるたびにこのリズムが乱れ、健康が損なわれます。
体重増加と消化不良
ローテーションシフト労働者は便秘・下痢・げっぷ・胸やけ・腹痛などの消化器症状を訴えることが多いです。時間がなくて手軽な外食やファストフードに頼りがちで、夜間は消化が遅くなるため脂肪の分解が妨げられます。また、覚醒を保つための過剰なカフェイン摂取も体重増加の要因となります。
