臭素の安全な取り扱い方法
臭素(Br)は、赤褐色の液体で、強い刺激臭があり、非常に有毒です。吸入すると致命的な危険があり、皮膚や目に触れるとやけどや潰瘍を引き起こします。その危険性から、臭素の取り扱いは高度な訓練を受けた専門家が、十分な注意と信頼できる実験設備を用いて行うべきです。作業は必ず換気の良い場所で行い、万が一誤って飲み込んだり、吸入したり、皮膚や目に触れた場合は直ちに医療機関へ連絡してください。
必要な装備
- 長袖の実験用コート
- 長ズボン(実験用)
- 実験用手袋
- 化学用ゴーグル
- 防毒マスク(呼吸保護具)
取り扱い手順
- 作業前に実験用コート、長ズボン、手袋、ゴーグル、防毒マスクを着用し、皮膚・眼・呼吸器を保護します。
- 臭素を扱う許可を持たない者や適切な防護具を着用していない者は、実験室から退室させます。
- 臭素はDOT(米国運輸省)承認の、Kynar、パイレックス、テフロン、モネル、鉛メッキ鋼、ガラスなどの密閉容器に入れて取り扱います。容器間の移し替えは、上記材料で作られた器具のみを使用し、裸手や手袋で直接臭素に触れないようにします。
- 使用後は、臭素を熱源、炎、可燃性物質、還元剤、直射日光から遠ざけ、換気の良い冷暗所で密閉容器に保管します。
- 作業が終わったら、すべての衣類を脱ぎ、すぐに洗濯します。自身もできるだけ早く十分に洗浄し、残留物を除去してください。
