粉塵マスクの安全性と正しい使用方法

機能

粉塵マスクは防塵用で、呼吸器(レジューサー)とは異なります。炭素フィルターで有機・化学蒸気を除去する呼吸器と違い、粉塵マスクは大きな粉塵粒子だけを捕集します。そのため、塗装作業や化学薬品を扱う際には使用すべきではありません。粉塵が多い環境で、吸い込む空気がマスクを通過することで、粒子が表面に捕捉されます。

正しい装着方法

マスクは鼻と顎を覆うようにし、伸縮ストラップは首の後ろで固定します。鼻梁には金属製のクリップがあり、指で曲げて鼻の形に合わせてシールを作ります。完全に密閉はできませんが、正しく装着すれば大部分の粉塵が鼻や口に入るのを防げます。

使用上の留意点

職場で粉塵が発生する場合は、法令に基づき研修を受ける必要がありますが、家庭での作業でも以下に注意が必要です。

  • ひげや濃い髭があるとシールが不十分になるため、ストラップを強く締めても効果が低くなることがあります。
  • 極めて濃度の高い粉塵や有害な粉塵(アスベスト、アンモニア、塩素、農薬など)には、粉塵マスクでは不十分で呼吸器を使用すべきです。

種類

粉塵マスクは用途に応じてさまざまなタイプがあります。

  • 軽量でひとつの伸縮バンドのみのシンプルなタイプは、木材の研磨や道路のほこり、農機具周りの作業に適しています。
  • 産業現場の重い粉塵対策には、首の後ろに2本の太いバンドがある重厚型マスクが推奨され、よりしっかりとしたシールが得られます。

注意点・交換時期

マスクは一日中使用できますが、以下の状態になったら新しいものに交換してください。

  • 臭いが出た。
  • 呼吸がしにくくなった。
  • 伸縮バンドが切れた、またはマスクに破れがある。

職場の安全 - 関連記事