AST(地上貯蔵タンク)の設置と管理
設計
油を貯蔵するすべてのASTは、対象となる油の温度・圧力範囲に合わせて設計・運用しなければなりません。また、万が一タンクが故障した際に備えて、近傍に代替貯蔵設備を配置することが求められます。さらに、警報装置や緊急遮断装置などの安全装置を必ず装備し、異常時に迅速に対応できる体制を整えておく必要があります。
検査・試験
米国連邦規則 40 CFR 112 に基づき、ASTは定期的に点検・試験を実施し、修理後にも再検査を行わなければなりません。点検は目視による確認に加え、以下のいずれかの非破壊検査手法でタンク本体の状態を評価します。
- 水圧試験(ハイドロスタティックテスト)
- レントゲン・放射線検査(ラジオグラフィックテスト)
- 超音波検査(ウルトラソニックテスト)
- 音響放射試験(アコースティックエミッションテスト)
- その他の適切な非破壊検査
移動式AST
移動式ASTは、油漏れが起こらないように適切な位置に設置し、二次的な封じ込め装置(例:防漏トレイや二次タンク)を必ず備えることが義務付けられています。これにより、移動中や設置後の万一の漏出に対しても迅速に対応できる体制が整います。
