Luerロックシリンジから針を安全に外す手順

1980年代にHIV・AIDSが拡大したことを受け、CDCやOSHAなどの規制機関は、医療従事者が毎年60万件以上経験する誤って刺す事故(ニードルスティック)を防止するための指針を策定しました。すべての医療施設は、使用済みの針・シリンジ・採血器具を安全に廃棄できるシャープス容器を備えており、針の再使用や再キャップは強く禁じられています。しかし、実務上どうしても針を外す必要が生じる場面があります。本記事では、Luerロック式シリンジから針を安全に取り外す具体的な手順と注意点を紹介します。

必要なもの

  • Luerロックシリンジ
  • Luerロック針(安全カバー付きでも可)

手順

  1. 針キャップを置く
    針を持っていない手で、清潔なベッドやテーブル上にキャップを置きます。針先が他人や自分に向かないよう十分に注意してください。
  2. 片手で針をキャップに差し込む
    もう一方の手は使わず、針の先端だけをキャップ内部に軽く誘導します。
  3. シリンジでキャップを掴む
    シリンジ本体でキャップ付きの針を上向きに保持し、キャップの側面を針のハブに近い位置でしっかりつかみます。キャップと針の組み合わせを反時計回りに回転させて外します。
  4. 針をシャープス容器へ即座に廃棄
    取り外した針はすぐにシャープス容器に入れ、二次的な事故を防止します。

安全カバー付き針の場合

  1. 安全カバーをロックする
    親指でカバーの指先部分を押し込み、カチッという音がしてロックがかかるのを確認します。
  2. カバー付き針を回す
    カバーがロックされた状態で、針のハブ付近をつかみ、反時計回りに回転させて外します。
  3. カバー付き針を廃棄
    カバーが付いたままの針をシャープス容器へ投入し、適切に処理します。

上記の手順を守ることで、Luerロックシリンジから針を安全に外し、感染リスクや怪我の危険を最小限に抑えることができます。

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