がんリスク

ベンゼンは発がん性が確認されており、特に白血病や多発性骨髄腫のリスクが高まります。長期的な曝露は血液や骨髄の異常(貧血、免疫機能低下)を引き起こす可能性があります。

皮膚・目への危険

ベンゼンに皮膚が接触すると、刺激やかぶれ、湿疹、皮膚の脂質除去(脱脂)を起こします。吸収により筋肉や血流へも移行し、全身毒性を及ぼすことがあります。また、目の刺激や角膜損傷も報告されています。

吸入・経口摂取の危険

ベンゼンを吸入すると呼吸器官が刺激され、眠気やめまいを生じます。大量吸入は血液・骨髄障害や致命的な化学性肺炎を引き起こす恐れがあります。ベンゼンは空気より重く、閉鎖空間や低い場所に濃度が高まります。経口摂取は意識喪失、昏睡、呼吸停止や不整脈による死亡につながります。

可燃性

ベンゼンは非常に引火しやすく、引火点は摂氏‑11度です。揮発性が高く、蒸気が遠くの火源へ届き、容器外で再燃することがあります。燃焼時には一酸化炭素が発生し、追加の有害性があります。