実験室での安全リスクと対策
こぼれ
こぼれは起こり得るリスクですが、事前の備えが重要です。一般的なこぼれ用キットには高吸収性パッドとバーミキュライトシリケートが含まれます。水銀など吸収しにくい物質は専用のキットを用意してください。
火災
実験で使用する化学物質は、火災が発生した場合に通常の消火器では対処できないことがあります。紙や木材などの燃えやすいものは水で消火できますが、可燃性液体には二酸化炭素やハロン消火器が必要です。金属が水と反応する場合は乾燥粉末消火器を使用します。誤った消火器の使用は火災を拡大させる恐れがあります。
機器の故障
個人用保護具(手袋、保護メガネ、実験用コートなど)は必須です。特に呼吸用防護具は適切なフィットテストが必要で、無害な刺激物(シリカ粉末等)で検査します。手袋や保護メガネは、締め付けすぎず、かつしっかり装着できるか確認してください。
有害物質との接触
有害物質に触れた場合の応急処置は、物質の性質に依存します。たとえば、苛性ソーダなどの強アルカリは水で洗い流すだけでは効果がありません。酸性の中和剤(酢など)で中和した後に水で洗い流す必要があります。緊急用シャワーや目洗いステーションは各実験室に設置し、定期的に点検してください。
その他の危険
新しい実験室では、放射線、液体窒素などの非圧縮クライオジェン、磁場、マイクロ波や高周波エネルギーなど、標準的でない危険が存在します。必ず上級技術者や安全担当者に確認し、全てのリスクを把握しましょう。
