MSDS番号はどのように付与されるのか

定義

米国の労働安全衛生局(OSHA)は、職場で使用されるすべての有害化学物質について、材料安全データシート(MSDS)を作成することを義務付けています。MSDS には、対象物質の以下の情報が記載されています。

  • 1. 物理的・化学的特性
  • 2. 物理的危険性
  • 3. 健康への危険性
  • 4. 暴露限度(安全に曝露できる量)
  • 5. 個人用保護具
  • 6. 緊急時・応急処置手順

補足説明

MSDS 番号は OSHA が付与するものではありません。米国では、MSDS に記載される化学物質に対して、Chemical Abstracts Service(CAS)が割り当てる「CAS 番号」を使用するのが一般的です。

CAS 番号とは

CAS 番号は、Chemical Abstracts Service が各化学物質に付与する一意の識別番号です。この番号は、MSDS の情報を検索・管理する際に広く利用されています。

CAS 番号の有用性

同一の化学物質でも呼び名は複数存在します。たとえば、アセトンは「ジメチルケトン」とも呼ばれますが、どちらも同じ CAS 番号で識別されます。これにより、名称の違いによる混乱を防げます。

CAS 番号の管理主体

CAS 番号の登録・管理は、米国化学会(American Chemical Society)が行っています。

職場の安全 - 関連記事