Nomex® IIIAとは?特性・用途・規格について
Nomex® IIIAはデュポン社が製造する保護用繊維素材です。別名Nomex® 142とも呼ばれ、構成はNomex® 93%、Kevlar® 5%、P140 2%のブレンドです。
構成繊維
- Nomex® と Kevlar® はどちらもアラミド系高性能ポリマーです。Kevlar® は高い引張強度を持ち、Nomex® は耐熱・耐炎性に優れています。P140 は炭素コアの帯電防止繊維です。
特徴
- Nomex® IIIAは軽量で通気性があり、炎・熱・電弧フレアから保護します。Kevlar® の配合により破断に対する耐性が向上し、P140 が静電気放電のリスクを低減します。これにより、可燃性蒸気や粉塵が存在する環境でも火災や爆発の危険が抑えられます。
性能
- 本素材は本質的に耐炎性があり、炎にさらされても溶けたり滴下したりせず、炭化して形状を保ちます。また、裂け、摩耗、各種化学薬品に対しても高い耐性を示します。
用途
- 消防士の防護服、レーシングドライバーやピットクルー、NASAの宇宙飛行士、米軍兵士、産業現場の作業員などがNomex® IIIA製の衣類を使用しています。
規格
- Nomex® IIIAは米国消防協会(NFPA)の基準に適合しています。具体的には、消防署員用ステーションウェア(NFPA 1975)、産業従事者のフラッシュファイア保護(NFPA 2112)、職場の電気安全(NFPA 70E)に準拠しています。
