代表的な7つの溶接欠陥とは
溶接時に発生しやすい代表的な欠陥を7つ紹介します。各欠陥の特徴と、溶接部の強度や耐食性への影響を解説します。
1. 気孔(ポロシティ)
溶接金属内部に小さなガス泡や空洞が閉じ込められる現象です。気孔は強度低下や割れ・腐食の原因となります。
2. スラグ混入
溶接時に生じる非金属系のスラグが金属内部に残ると、脆くて弱い接合部になります。
3. ひび割れ
溶接金属や母材に発生する亀裂で、過熱、残留応力、不純物などが原因です。ひび割れは接合部の強度を大幅に低下させます。
4. アンダーカット
溶接面の側面に母材が削られ、溝ができる現象です。アンダーカットは応力集中を招き、腐食リスクを高めます。
5. オーバーラップ
溶接金属が接合部の端部を超えて広がることで、接合部が不均一になり脆くなります。
6. コールドラップ
本来接合すべき金属表面が完全に融合せず、弱い結合になる状態です。
7. 歪み(ディストーション)
溶接熱によって金属が変形し、部品同士の合致が困難になるとともに、機械的性能にも影響します。
