鼓腸(ガス溜まり)とは
ラップバンドは肥満治療に用いられる胃縮小帯です。手術中に患者の胃に空気を注入するため、術後に体内にガスがたまりやすく、鼓腸が起こることがあります。
原因
ラップバンドは胃の膨張を防ぐため、げっぷで空気を排出しにくくします。その結果、飲み込んだ空気や消化過程で生じたガスが体内に滞留し、鼓腸となります。
リスク
鼓腸が長時間続くと、過度のガス排出や液体の喪失が起こりやすく、脱水や体液不足につながる恐れがあります。患者の体験談では、トイレで20分以上ガスと液体を排出し続けたケースも報告されています。
対策・推奨事項
- ゆっくり食べる:食事中の空気の摂取を抑えることで鼓腸を軽減できます。
- 抗炎症薬は控える:アスピリンやNSAIDsなどは胃粘膜を刺激しやすいため、医師の指示がない限り使用を避けてください。
- 医師に相談:市販薬やサプリメント(例:デミラント)を使用する場合は必ず医師の許可を得ましょう。自己判断での服用は禁じられます。
食事のポイント
カリフォルニア大学のサンティアゴ・ホーガン博士は、以下のような食事を推奨しています。
- 大きな肉の塊や重い野菜は避ける。
- レンズ豆、豆類、炭酸飲料はガス産生が多いため控える。
- 薄い液体(スキムミルク、フルーツジュース、スープ、ブロス)を十分に摂取する。
- マッシュポテトや梨など、消化しやすくガスが出にくい食材を選ぶ。
