バリアトリック手術後の生活と食事管理のポイント

肥満が健康に深刻な影響を及ぼす場合、バリアトリック手術(肥満手術)という選択肢があります。バリアトリック手術は胃の容量を減らすことで体重減少を促します。代表的な手術法は、垂直バンド付き胃形成術、腹腔鏡下胃バンド法、Roux‑en‑Y胃バイパス、胆膵バイパス術の4種類です。手術だけで自動的に体重が減るわけではなく、食事や生活習慣の大幅な見直しが必要です。

栄養士のサポート

手術後、外科医から新しい食事制限についての指示が出されますが、手術方法により注意点は異なります。長期的な食事プランを作成するために、管理栄養士と相談することが推奨されます。

薬の変更

食事制限に加えて、薬の服用方法も変わります。錠剤は粉砕して水と一緒に飲む必要があることが多く、徐放性(24時間放出)薬は吸収が妨げられるため代替薬への切り替えが必要です。

潰瘍の予防

手術後に非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を使用すると、縫合部位に潰瘍ができやすくなります。胃酸が増えるため、イブプロフェン、アスピリン、ジクロフェナクなどの市販薬は避け、必要なら医師に代替薬を相談してください。

食事の取り方

食事はゆっくりと時間をかけて摂り、食べ物は完全に噛み砕くことが重要です。次の一口を取るまでに最低3分は空け、飲み物は食事が終わってから飲むようにしましょう。急いで飲むと嘔吐のリスクが高まります。

おやつとデザート

手術後は食事量が極端に制限されるため、間食は基本的に禁止です。胃が小さくなっているため、過剰に食べると縫合部が破裂する危険があります。どうしても間食が必要な場合は、栄養価の高い少量のものに限定してください。

飲み物の注意

飲み物を一気に飲む、またはストローや炭酸飲料で空気を飲み込むと胃痛を起こすことがあります。ゆっくりと小さな口で飲むよう心がけましょう。

妊娠

妊娠中は体に大きな負担がかかります。バリアトリック手術を受けた女性は、手術後少なくとも2年間は適切な避妊を行い、妊娠は手術後の回復が安定した後に計画することが推奨されます。

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