胃空腸瘻(GJ)手術の概要と流れ

胃空腸瘻手術とは

胃空腸瘻(GJ)手術は、胃と小腸の中部(空腸)を新たに連結し、腫瘍や瘢痕組織などによる消化管の閉塞を回避する手術です。開腹手術または低侵襲の腹腔鏡手術で行われます。

1. 手術前の評価

術前に全身状態や手術適応を確認するため、身体診察、血液検査、画像検査(CT・MRI など)やその他の診断を実施します。手術前日は絶食が指示されることが一般的です。

2. 麻酔

全身麻酔下で手術を行い、患者は意識を失い痛みを感じません。

3. 手術方法の選択

・開腹手術:腹部に大きな切開を加え、胃と空腸に直接アクセスします。
・腹腔鏡手術:腹部に数か所の小切開を作り、カメラと特殊器具で手術を行います。低侵襲で回復が早いのが特徴です。

4. 瘻孔(ろうこう)の作成

胃と空腸を適切な位置で結合し、閉塞部位を迂回させます。空腸を胃側に持ち上げ、縫合やステープラーで確実に接続します。

5. 再建と閉鎖

必要に応じて、病変部の切除や追加の縫合を行い、血流やドレナージが確保できるよう調整します。

6. 切開部の閉鎖

開腹手術では筋層・皮膚を縫合またはステープルで閉じ、腹腔鏡手術では小切開を吸収性テープや縫合糸で閉鎖します。

7. 術後管理

入院中は疼痛管理や抗生物質投与で感染予防を行い、静脈栄養から徐々に経口摂取へ移行します。

8. 回復期間

術後数日間は入院が必要で、退院後は数週間から数か月かけて日常生活に戻ります。医師の指示に従い、定期的なフォローアップと栄養管理が重要です。

手術の詳細は患者の状態や担当医の方針により異なるため、必ず専門医に相談してください。

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