胎児循環:血液はどのように流れるか
胎児循環の仕組み
胎児は肺が未熟でガス交換ができないため、出生まで血液は肺をバイパスします。酸素と栄養は母体の血液から胎盤を通じて供給されます。
胎盤と臍帯の構造
胎盤は子宮壁に形成される臓器で、臍帯で胎児とつながっています。臍帯には2本の動脈と1本の静脈の計3本の血管が走り、動脈は胎児から胎盤へ脱酸素血を運び、静脈は胎盤から酸素化された血液と栄養を胎児へ戻します。
胎盤の機能
胎盤は胎児の血液をろ過し、二酸化炭素や老廃物を除去すると同時に、酸素と栄養を供給します。また、妊娠維持に必要なホルモン(hCG、エストロゲン、プロゲステロンなど)も産生します。
出生後の循環変化
出産により胎児は初めて呼吸を開始し、肺血管が開いて酸素と二酸化炭素のガス交換が始まります。肺が機能し始めると、血液は肺を通るようになり、胎盤は不要になるため、胎盤と臍帯は自然に排出されます。
