外側上顆炎(テニス肘)の手術は必要?
外側上顆炎(テニス肘)とは
外側上顆炎は、肘の外側にある骨突出部に付着する腱が痛みと炎症を起こす状態で、テニス肘とも呼ばれます。通常は安静、冷却、理学療法、鎮痛薬などの保存的治療で対処しますが、6〜12か月経過しても改善しない場合は手術が検討されます。
手術が考慮されるケース
保存療法に抵抗し、長期間痛みが続く場合に手術が選択肢となります。
主な手術法
1. 開放手術
肘部に切開を入れ、問題の腱を直接視認しながら切除・修復します。損傷組織の除去や腱の再建が可能です。
2. 経皮的リリース
小さな針や特殊器具を皮下に挿入し、炎症や緊張がある腱を解放します。超音波ガイド下で行うことが多く、切開が不要です。
3. 内視鏡手術(関節鏡)
小さなカメラと器具を数ミリの切開から挿入し、モニター画面を見ながら腱の切除や修復を行います。侵襲が少なく回復が早いのが特徴です。
4. 腱移植
損傷が重く腱が極端に弱っている場合、近くの健康な腱を移植して機能を補強します。
5. 外側上顆切除術
腱が骨に衝突して痛む場合、外側上顆の一部を除去し、衝突を解消します。
術後のリハビリ
手術後は理学療法による関節可動域の回復、筋力強化、日常生活動作の再習得が不可欠です。適切なリハビリにより、通常は数か月で機能が回復します。
