腹部脂肪除去の外科的手段

腹部の余分な脂肪を取り除くためには、脂肪吸引、腹部形成術(タミータック)、内視鏡手術など、いくつかの外科的手段があります。各手術には固有のリスクがありますが、全身麻酔を必要としない方法は、麻酔に伴うリスクが少なく、比較的安全とされています。

脂肪吸引(リポサクション)

リポサクションは、体形を整える目的の美容外科手術で、余分な脂肪を吸引して除去します。主に局所麻酔とエピネフリン、静脈内生理食塩水を脂肪部位に注入し、脂肪を柔らかくしてから吸引します。

脂肪吸引のリスク

脂肪吸引には、ショック、体液過剰、感染、出血、血栓、瘢痕、薬剤反応による合併症、体の非対称、脂肪塞栓などのリスクがあります。また、神経・皮膚・組織・臓器の損傷も起こり得ます。心疾患・高血圧・糖尿病・呼吸器疾患の既往がある方や、喫煙・飲酒をする方は合併症のリスクが高まります。全身麻酔を使用しないケースもあるため、麻酔関連リスクは回避できる場合があります。

腹部形成術(タミータック)

腹部形成術(アブドミノプラスティ)は、余分な脂肪とたるんだ皮膚を除去し、腹部を引き締める手術です。手術時間は約2〜6時間で、入院期間は最大3日程度です。外科医は腹部を切開し、脂肪と余剰皮膚を除去した後、縫合します。縫合糸は後日取り除かれます。

腹部形成術のリスク

腹部形成術は全身麻酔が必要なため、呼吸障害、脳卒中、心筋梗塞、薬剤反応といった麻酔関連リスクがあります。また、出血、感染、血腫、腫脹、瘢痕、血栓といった一般的な手術リスクに加えて、内臓損傷、神経損傷、手術中の低体温などが報告されています。

内視鏡手術

内視鏡手術は、腹部脂肪除去の中で最も侵襲が少なく、手術時間も短い方法です。内視鏡カメラで腹部内部を映し出し、細い器具を小さな切開部から挿入して脂肪を除去します。切開が小さいため、瘢痕が目立ちにくいのが特徴です。

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