胃をホチキスで止める手術は体重減少にどのように関係するのか?

手術の概要

胃ステープル手術(胃バイパス手術の一種)では、医師が胃の上部に小さなポーチ(袋)を作ります。このポーチは特殊なステープルで胃本体と切り離され、少量の食事しか受け入れられません。その後、小腸の一部を直接ポーチに接続し、残りの胃を迂回させます。

主な特徴

  • ポーチが小さいため、少量の食事で満腹感が得られ、過食を防げます。

  • ポーチに入れられる食べ物の量が限られるため、体重増加がほぼ起こりません。

  • 食物が大部分の胃を通らず直接小腸に送られるため、吸収されるカロリーが大幅に減少します。

減量効果

米国国立衛生研究所(NIH)のデータによれば、手術後平均で月に約10ポンド(約4.5kg)減少し、手術から1年半〜2年で目標体重に到達するケースが多いとされています。WebMDの報告では、余分な体重の約3分の1、MedicineNetでは2/3〜3/4が減少するとされています。ただし、手術後数年で体重が戻る人もおり、手術失敗率は約25%とされています。

手術と回復の流れ

手術は全身麻酔下で行われ、通常数時間で完了します。術後は3〜5日間入院し、その後は極めて少量の食事が必要です。最初の数週間は液体のみの食事が指示され、徐々にピューレ状の食事、最後に普通の固形食へと移行します。液体食から固形食への移行には約12週間かかります。

術後の体調変化

手術後数か月は倦怠感や筋肉痛が続くことがあります。過食や速食は嘔吐や腹痛を引き起こすことがあります。また、急激な体重減少に伴い、気分の変動、脱毛、乾燥肌などが見られることもあります。通常、術後3〜5週間で日常生活に復帰できますが、重労働や激しい運動を伴う仕事の場合はさらに時間が必要です。

リスクと注意点

胃ステープル手術は大手術であり、死亡リスクを含む重大な合併症があります。例として、血栓が肺に流れ込む肺塞栓や呼吸不全があります。その他、切開部ヘルニア、ポーチの裂傷、ステープルの破損などが起こり得ます。術後はポーチが小さいため栄養吸収が不足し、低栄養状態になることがあります。WebMDによると、重大合併症は約5%、軽度合併症は約10%の患者に見られます。

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