サルコペニアとは何か?その症状・原因・対策

サルコペニアとは

サルコペニアは、骨格筋の量と機能が低下する状態を指します。加齢に伴う自然な変化ですが、身体活動の欠如や栄養不足、慢性疾患により進行が早まります。筋力低下は、虚弱、転倒、日常生活の障害など、さまざまな健康リスクを招きます。

主な症状

  • 筋力低下
  • 歩行や階段の昇降が困難
  • 転倒
  • 疲労感
  • 体重減少
  • 食欲不振
  • 嚥下障害
  • うつ症状

リスク要因

  • 加齢
  • 身体活動の不足
  • 栄養バランスの悪さ
  • 心疾患、脳卒中、がん、糖尿病などの慢性疾患
  • ステロイドや化学療法などの薬剤使用

診断方法

  • 筋力測定(握力や脚の筋力)
  • 筋肉量の評価(DXAやBIAなど)
  • 血液検査(栄養状態やホルモン)
  • 画像診断(CT、MRI)

治療のポイント

サルコペニアの治療は、筋力と機能の回復を目的とした「運動」「栄養」「薬物」の3本柱が基本です。

1. 運動

最も重要なのはレジスタンストレーニングです。ウェイトや抵抗バンドを用いた筋力トレーニングは、筋肉量と筋力の増加に直結します。加えて、ウォーキングや水泳、ダンスなどの有酸素運動はバランスや協調性の向上にも役立ちます。

2. 栄養

たんぱく質とエネルギーを十分に摂取することが不可欠です。1日あたり体重1kgあたり1.2〜1.5gのたんぱく質が目安とされ、肉、魚、卵、乳製品、豆類、ナッツ類などが効果的です。

3. 薬物療法

必要に応じてホルモン補充療法(テストステロンやエストロゲン)や、成長ホルモン、IGF‑1、ミオスタチン阻害薬などが検討されます。ただし、効果と副作用を慎重に評価し、医師の指導のもとで使用します。

まとめ

サルコペニアは高齢者に多いものの、適切な運動、栄養、薬物療法を組み合わせた治療により、筋力と日常生活の機能を改善し、転倒や障害のリスクを低減できます。

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