股関節置換手術の適応はどんな人?
股関節置換手術の適応基準
以下の条件を満たす場合、股関節置換手術の候補者と判断されます。
1. 日常生活に支障をきたす重度の股関節痛
痛みは常に続くこともあれば、歩行・立位・階段の上り下りなど特定の動作で悪化することもあります。
2. 股関節の硬直感
特定の方向に動かしにくくなり、痛みを伴うことがあります。
3. 可動域の制限
服を着替える、入浴するといった日常動作が困難になるほどの制限が見られます。
4. 保存的治療が効果を示さない関節障害
理学療法、抗炎症薬、ステロイド注射などで症状が改善しない場合です。
5. 年齢・全身状態・活動レベル
手術適応は、患者さんの年齢や全身の健康状態、生活活動度も総合的に判断します。
主な対象疾患
・変形性関節症(OA)
関節を覆う軟骨がすり減り、最も一般的に股関節痛と硬直を引き起こします。
・リウマチ性関節炎(RA)
慢性的な炎症が関節全体に及び、股関節にも障害をもたらします。
・股関節形成不全(股関節脱臼)
先天的または後天的に関節が正常に形成されず、早期に摩耗が進行します。
・血行性壊死(Avascular necrosis)
血流が途絶えて骨組織が壊死し、関節機能が低下します。
・外傷性損傷
骨折、脱臼などの外傷が原因で関節が損傷した場合です。
上記に該当する場合は、整形外科医と相談し、適切な治療方針を検討してください。
