腹部子宮摘出術の回復期間とケア
メイヨークリニックによると、子宮摘出術は女性に最も頻繁に行われる手術の一つです。腹部子宮摘出術は、下腹部の切開部から子宮を取り除く手術で、必要に応じて卵巣や卵管も同時に摘出します。入院期間は通常1〜5日で、退院後は自宅での長期的な回復が必要です。
手術後の回復
手術直後は、静脈注射と経口の両方で鎮痛薬が投与されます。術後2日間は膀胱にカテーテルを留置し、排尿を管理します。血栓予防のため、できるだけ早くベッドから起き上がり、軽い歩行を開始するよう指示されます。腸の動きが回復すれば、通常の食事に戻すことができます。
自宅での回復
腹部子宮摘出術から完全に回復するまでには、6〜8週間程度かかります。術後数日は膣からの出血や分泌物があるため、生理用ナプキンを使用します。腹部の切開は徐々に癒合しますが、永久的な瘢痕が残ります。必要に応じて、家族や友人に介護や家事のサポートを依頼するとよいでしょう。
無理をしない
回復期間中は医師の指示する制限を守り、十分な休養を取ることが重要です。通常は術後6週間は重いものを持ち上げることは避け、徐々に日常生活へ戻ります。
性的活動
手術後6週間は性交渉を控えるよう勧められます。子宮を摘出しても、術前に性生活が良好だった女性は術後も満足できることが多いと、メイヨークリニックは報告しています。
早期閉経
手術時に卵巣を同時に摘出した場合、閉経前の女性はすぐに閉経状態になります。ホットフラッシュや膣の乾燥などの症状に対しては、医師と相談し、ホルモン補充療法などの対策を検討します。
心理的な落ち込み
子宮は女性性と深く結びついているため、摘出後に喪失感を抱く女性もいます。特に若年で子宮摘出を余儀なくされたがん患者は、妊娠できなくなることへの不安からうつ状態になることがあります。
安堵感
手術が成功し、手術前に悩んでいた症状が改善されると、生活の質が向上し、安堵感や前向きな気持ちを取り戻すことができます。
