子宮上部除去術(上子宮摘出)からの回復
概要
子宮上部除去術(上子宮摘出)は、子宮体部だけを取り除き、子宮頸部は残す手術です。手術方法や個々の体調により回復の過程は異なりますが、基本的なアフターケアは共通しています。
手術の種類
腹部式
腹部から約12〜18cm(5〜7インチ)の切開を行い、子宮上部を摘出します。入院は通常3日間で、膀胱カテーテルが必要になることがあります。完全に回復するまで約6週間かかり、傷跡が残ります。
腹腔鏡式・経膣式
腹腔鏡式は腹部に数か所の小さな切開(約0.5〜1cm)を入れ、カメラで操作します。経膣式は膣内から子宮にアクセスします。両者とも入院期間は約2日間で、傷跡が小さく、回復期間は約3週間です。
術後のケア
- 可能な限り早く歩行を開始し、軽い運動で血栓予防を行う。
- 腸の動きが戻るまで数日かかることがあるため、医師の指示に従った食事管理を行う。
- 痛みや出血が続く場合は速やかに受診する。
留意点
- 回復速度は人それぞれで、仕事復帰や日常活動の再開時期は個別に判断する。
- がん治療目的の場合は、入院期間が長くなることがある。
- 長期的に性欲や性機能に変化が生じることが報告されているが、個人差が大きい。
