部分子宮摘出術とPMS症状
影響
部分子宮摘出術では、卵巣への血流が減少し、手術後1〜3年で卵巣機能が低下します。卵巣はテストステロンとプロゲステロンを産生するため、これらのホルモンが減少し、PMS様の症状が現れることがあります。卵巣機能が停止すると閉経が始まります。
子宮摘出術の定義
全摘出術(全子宮摘出)は子宮、卵管、卵巣をすべて除去します。一方、部分摘出術(部分子宮摘出または亜全摘出)は子宮だけを除去し、卵巣・子宮頸部・卵管は残します。手術法は、レーザーを用いた低侵襲法から小さな腹部切開、膣を通す方法まで様々です。
PMSの概要
PMSは月経前に起こるホルモン変動に伴う症状で、家族性があるものの、症状は個人差があります。主な症状は乳房の張り、にきび、膨満感、腹痛・腰痛、食欲増進、頭痛、気分変動、倦怠感などです。対策としては、塩分・カフェイン・アルコールの摂取制限、適度な運動、ビタミンB6やカルシウムの補給、抗炎症薬の使用が推奨されます。
診断
PMS様の症状が必ずしもPMSとは限らず、甲状腺疾患など他の疾患が原因になることもあります。月ごとの症状を記録し、医師に相談してください。診断には身体検査に加え、血液検査や唾液検査が行われることがあります。
治療法
部分子宮摘出術後のホルモン低下による症状は、唾液検査でホルモンレベルを確認した上で治療します。ホルモン補充療法(HRT)が一般的ですが、合成ホルモンは副作用の懸念があります。生体と同一構造のバイオ同等ホルモンの使用について医師と相談することが推奨されます。
