ビルロスⅠとⅡの切除・吻合方法の違いは?
ビルロスⅠ(B1)手術(胃十二指腸吻合)
ビルロスⅠは、胃の残存部分(胃体)を直接十二指腸に吻合する手術です。これにより、食物は胃からすぐに十二指腸へ流れます。
主に、病変が胃の遠位部に限られ、幽門弁を温存できる場合に選択されます。幽門弁を残すことで、胃排出の調整が保たれます。
ビルロスⅡ(B2)手術(胃空腸吻合)
ビルロスⅡは、胃の残存部分と空腸(小腸中部)のループを吻合し、十二指腸を迂回させる手術です。食物は胃から直接空腸へ流れ、十二指腸はバイパスされます。
胃の切除範囲が広く、幽門弁まで切除する必要がある場合に適用されます。胃全体や幽門部の広範な病変に対して有効です。
選択のポイント
ビルロスⅠとⅡの選択は、胃病変の部位と範囲、患者の全身状態、外科医の判断に依存します。Ⅰは比較的軽度の切除で済む場合、Ⅱは広範な切除が必要な場合に用いられます。
まとめ
要するに、ビルロスⅠは胃と十二指腸を直接吻合し、ビルロスⅡは胃と空腸を吻合して十二指腸をバイパスします。再建方法の違いが手術選択の鍵となります。
