子宮摘出術後の回復と合併症
回復期間の目安
子宮摘出術は大きな手術であり、回復には時間がかかります。Frederick R. Jelovsek 医師によれば、ほとんどの女性は約6か月で日常生活に支障がなくなるとされています。手術後は医師と密に連絡を取り、個別の回復プランを作成・実施しましょう。
主な合併症と対策
疼痛(痛み)
- 手術部位の痛みや腰への放散、性交時の痛みはよくある症状です。術後数日は処方された鎮痛剤を使用し、徐々に市販の鎮痛薬へ切り替えていきます。術後数週間は激しい身体活動を控えることで痛みのコントロールがしやすくなります。
- 術後4〜6週間は性交を控えると、術後痛性の性交リスクが低減します。痛みが続く場合は速やかに医師に相談してください。
出血
- ほぼすべての患者で術後出血が見られます。数日で止まる人もいれば、数か月続くこともあります。手術後約2週間と8週間には、血餅の排出や縫合糸の溶解に伴い再度出血が起こることがあります。
- 術後4か月を過ぎても大量出血が続く場合は、必ず医師に確認してください。
ヘルニア
- 手術後2週間はヘルニア発生リスクが高まります。この期間は重量物の持ち上げや激しい運動を避けましょう。術後6週間までは10ポンド(約4.5kg)以上のものは持たないことが推奨されます。
感染症
- 膣カンジダ、尿路感染、膣細菌性膣炎などが起こり得ます。カンジダは市販薬で対処できますが、その他の感染は抗生物質が必要です。異常な分泌物や臭いがある場合は速やかに受診してください。
- 切開部位の感染予防として、手術後48時間は創部を濡らさないようにしましょう。かゆみや膿が出る場合も医師に相談してください。
更年期症状
- 卵巣も同時に摘出した場合、手術後に更年期症状(ほてり、情緒不安定、夜間発汗、膣乾燥など)が現れます。必要に応じてホルモン補充療法が処方されることがあります。
