大腿骨遠位部骨折とは?症状・治療・回復までの全体像
大腿骨遠位部骨折とは
大腿骨遠位部骨折は、膝関節直上の大腿骨(大腿骨)に起こる骨折です。自動車事故や高所からの転落など、強い衝撃が原因となることが多いです。
主な症状
- 膝周辺の激しい痛み、腫れ、打撲痕
- 患部に体重をかけられない、歩行困難
- 膝の変形や不自然な姿勢
- 開放創が伴うこともある(重症例)
治療方法
多くの場合、外科的手術で骨を正しい位置に整復し、スクリュー、プレート、ロッドなどで固定します。重症度によっては、牽引やギプスでの固定が選択されることもあります。
回復プロセス
回復には数か月から1年程度を要することがあり、リハビリテーションが不可欠です。筋力と関節可動域を回復させるための運動療法を段階的に行います。
主な合併症
- 不連合(骨が適切に癒合しない)
- 不正連合(骨が異常な位置で癒合)
- 膝関節の硬直
- 変形性関節症
- 深部静脈血栓症(脚の血栓)
- 肺塞栓症(血栓が肺に流れる)
大腿骨遠位部骨折は重篤なケガですが、適切な治療とリハビリにより多くの患者が完全に回復できます。
