ラップバンドがずれる原因とは?

ラップバンド手術を受けた患者の約24%でバンドのずれ(スリップ)が報告されています。軽度の場合はバンドを抜いて胃を回復させた後、再度注入しますが、重度の場合はバンドの再配置または除去のために再手術が必要です。

スリップの主な原因

手術技術の違い

過去に周胃法(perigastric technique)でバンドを装着するとスリップが多く報告されましたが、現在はパース・フラシダ法(pars flaccida technique)が主流となり、スリップの頻度は低下しています。

推奨される食事段階を守らない

手術後はまず完全液体食から開始し、数週間かけてピューレ食、そして徐々に普通食へと移行することが推奨されています。固形食への移行を早めすぎると、バンドがずれるリスクが高まります。

過食

食事量が多すぎるとバンド上部の胃ポーチが伸び、バンドがずれる原因となります。医師や管理栄養士の指示に従い、食事の分量を測って摂取しましょう。

嘔吐

嘔吐はバンドのずれを引き起こすことがあります。食事は少量ずつ、推奨された食事段階を守り、必要に応じて処方された制吐薬を使用することで予防できます。

バンドの過充填

バンドに過剰に液体を注入すると、過度の締め付けが生じてずれやすくなります。外科医は通常、一度に少量ずつ注入し、患者が最適な制限量に達するまで数回に分けて調整します。

以上のポイントを守ることで、ラップバンドのずれを予防し、手術効果を最大限に引き出すことができます。

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